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第9章 【孤独の先にあるもの】

まだ上手く出来るかはやってみないとわからないけど、絶頂させられたとしても腰を振り続けて彼をイかせてあげたい。




ゆっくり出し入れして徐々に速めていく私のピストン。
何度も腹筋に力を入れながら自分がイかないようにした。
喘いでくれるキミの声に惑わされないよう踏ん張った。




両手は握りしめ合って繋がってる。




「あっ……美雨さんヤバいっ…」




私はずっとヤバいよ………ずっと痙攣してる。
中でキミのが暴れ回るから……もうずっとイキそうなの。




手加減してよ……って初めて相手に言うかも知れない。
しかも昨日まで童貞だった子に。




こんなに崖っぷちまで追い込まれるとは。




「キス………キスしてください」




「ん………」




ピストンで揺れながら唇を重ね、舌を出して絡ませる。




「ハァハァ……湊くん、キス好きなんだね」




「キスが1番幸せ感じるので」




「じゃ、今……幸せなの？」




「はい、美雨さんとこうしていることが夢のようです」




「夢じゃないよ……だって私、今、湊くんとエッチしてるもん」




嬉しそうにはにかんだ。
身体が順応してきたからもっと欲しいという心の現れ。
もう1段階スイッチが入った彼からの追撃ピストンに頭の中が弾けた。




気持ち良い………お強請りしても良い？
キスたくさんあげるから。
まだ果てないで。




ていうか3回目なのにめちゃくちゃギンギンじゃん。
若さだとしても尋常じゃない回復ぶり。
毎回あんなに出すのにね。




体位が変わってバック。




「腰、止まらないで……お願い」




「ハァハァ……はい」




内臓がえぐり取られそうな快感に溺れている最中なの。
このままイかせてよ。
獣のようなピストンで。




「あっ…あっ……凄いっ……またイっちゃう…っ」




全身に駆け巡る快楽はもう私に纏わりついて離さないだろう。




腕は耐えれず崩れた。
お尻だけを突き出して激しいピストンを受けている。
連続アクメは避けれない。




抜けそうになるまで引いて根元まで一気に突き上げる。
大きく膨らんだ亀頭の部分がGスポットからポルチオまで一瞬で到達するのだ。
悲鳴に近い声が部屋中に響いた。