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第10章 【溺れていく本能】

手コキしてるから上手く答えられないね。
気を緩めたら一気に射精しちゃいそう。




「ん…？バックで挿れてお尻？背中？胸？それとも…お口の中に出しちゃう？」




「あっ……んんっ…！」




「え……？全然聞こえないんだけど？」




あぁ、もう射精しそうだね。
凄いパンパン……波打ってきてる。




「か、顔に出したい…っ」




遮るように舌を吸い尽くす。
緩い手コキに変えてまたおあずけしちゃったね。
物足りなさそうに手元見て私の目に戻る視線。




「本当、変態だね……キミは」




大多数が中毒になるのだとすれば、この豹変ぶりだろうか。
牡を求め過ぎてこうなっちゃうの。




「でもまだ、顔にはかけさせてあげない」




「え……？」




洗面台に乗り上げ股を開いた。
もうショーツ汚しちゃうから脱いだの。
丸見えでしょ。




「たっくんも舐めてよ、汗臭いマンコ……好きでしょ？」




興奮MAXのキミは悦んでしゃぶりつく。
そうね、もっと厭らしい音立ててよ。
あぁ……吸うの良い。
勃起してんのわかるでしょ？




股の間で動き続ける頭に触れ大胆に喘ぐ。




「イかせてくれたら顔射させてあげる」




ほら、指も使って。
両方で攻めなきゃイケないの知ってるでしょ？
Gスポットちゃんと狙って。
腰動いちゃうくらい持っていってよ。




いつもとは違う非日常な空間で燃えちゃったね。
掻いた汗も顔にべっとりついた精液も洗い流そうか。




備え付けの温泉でも充分過ぎるくらい気持ち良かった。




「寝る前に1回、大浴場も行ってみようよ」




「え〜俺はお部屋で混浴が良いな」




「せっかく来たんだし露天とか堪能したくない？」




「露天入ってる美雨想像しただけで勃っちゃうじゃん、俺」




「変態……」




「冗談だよ、うん、行こうか」




豪華な食事に舌鼓を打ち、お布団を敷かれた部屋でまた交わった。




「美雨の浴衣姿……マジで勃つ」




だから全部脱がさず襲われたってわけね。
乱れた浴衣も更に興奮する…と背中に舌を這わせてくる。
ゾクゾクしてイったばっかなのに欲しくなっちゃう。