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イキ狂う敏腕社長秘書
第10章 【溺れていく本能】
セックスしたい…じゃなくて会いたかった…か。
キミらしいね、キミは優しい。
純粋で無垢で、私には勿体ない。
手垢だらけの私なんかやめときなよ。
「美雨さんが好きです……どうすれば良いですか」
抱き締め返す腕が心地良すぎて今の私にはかなり沁みる。
「やっと言えました……シラフですよ、今」
そっか、初めて言われた時は居酒屋で酔ってたから。
お酒入ってない時に言ってって言ったんだっけ。
それが今なの?
じゃ、もう誤魔化せないね。
私、気が変わるの早いよ?
他に候補はいくらでも居るの。
キミは完全にセフレ。
それでも良いの?
逃げるなら今だよ?
心の中ではそう思うのに口から出る言葉はまるで違う。
「それ早く言ってよ……ずっと不安だった……私だけが溺れてるみたいで……6つも上なんだもん、バカみたいに強がって損した」
「年は関係ないって言ったじゃないですかっ……僕が好きなのは美雨さんだけです」
「本当に?絶対?言い切れる?」
ハイ…って言う前にまた唇を塞いじゃった。
ぎこちない舌の動きをフォローしてあげる。
キス、好きなんでしょ?
大人のキスいっぱいしようか。
もう固くなってる。
触っただけで声漏れちゃってるよ。
舌を絡ませながらベルトを外し下着をずらす。
我慢汁だけで手コキ出来そう。
これ、好き?
聞かなくてもわかる。
首筋を舐めながら耳を甘噛みしたらまた溢れ出た。
「ベット行く?」
「はい……」
今、どんな顔してるか知ってる?
スイッチ押さないでよ、童卒したばっかのくせに。
また押し倒しちゃうじゃない。
手コキも手加減出来そうにない。
出してくれて構わないから。
すぐ勃起してくれるこのペニスの虜なの。
「あっ………ダメ……挿れたい」
「このままイったら?」
嫌です…と私の手を止めてくる。
避妊具を取り出し装着した瞬間に射精したのには驚いたけど。
「あ…………すみません」
真っ赤になって慌ててる。
装着する指の動きでイっちゃうなんて可愛い過ぎるよ。