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第5章 優花のエッチなお仕事

ドアをノックして菜月が先に部屋に入り、優花も続く。

15畳はありそうな部屋にダブルベッド、ソファーとテーブル、パソコンが置かれたデスクに本棚、そしてテレビ。

普段は寝室は別だけど、お互いが望んだときは同じ部屋で寝ることもある……そんな黒瀬家のライフスタイルに合わせた寝室だ。

「旦那様、優花さんがお目覚めのご奉仕をしたいそうです」

「おう、頼むわ」

ガウンを羽織って新聞を読んでいた黒瀬が鷹揚に答えて新聞をテーブルに置く。