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第1章 姉の親友で筆おろし

「さあ、始めましょうね、翔子ちゃん」

なんだか夢を見ているような気分になっていた翔子を美沙がベッドに押し倒す。

「ニューハーフのお姉さんとはキスしたのかな？」

「いえ、キスは無しで……」

「もしかして、キスも未経験？」

「いえ、あの……高校生のときに同級生の女の子と……」

「なあ～んだ、そうだったのね……まあ、いいわ……童貞は私がもらえるんだから」

ちょっとだけ残念そうに言ってから、美沙が翔子に唇を重ねる。