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想い想われ歪なカタチ
第10章 10
流牙の手がさわさわと私の足首を触れるので、
意識の断片を少し取り戻して私は、薄目を開けて流牙のほうを見た。

流牙は私の足の拘束を、解いているところだった。
脚の紐は既にベッドの枠から放れていて、もう強制的に股を開かせる力はなくなっていた。
両方とも解かれると、私はやっと、
長い間きっちりと折らされ、開かされていた脚を
閉じてまっすぐに伸ばすことができた。
軋みながらも伸ばした脚の、付け根はまだ、熱く疼いてる。

私は両手の拘束も同じように、解かれるのを待った。
でも拘束は解かれることなく、流牙が、手を私の足と腰にまわして、
私の身体をぐるんとうつぶせにひっくり返した。
四つん這いになった私は、後ろを振り返って流牙に訴えた。

「やだ・・はやく、この手も解いてぇ・・ ひゃ・っ・・・」

四つん這いになったことで、持ち上がったおしりの下の割れ目から、
くぷりと音をたてて、蜜が流れて太腿を伝ったので、
私は驚きの声をあげて上擦った。

蜜の滴ったその割れ目を、流牙はからかうように
指で小さくかき回して遊んだ。

「・・あああやあ・・あん っだめぇ・・ いったの、もう・・そっとしてよぉ・・」

「そうか?でもここの口は
 物足りなそうにまだ、ひくひくしてるぞ?」

流牙はもう一度、かわいがるように私の裂け目を指でなぞると、
四つん這いになって高く突き上げた私の腰に手を回して、
未だ硬さを保ったままの、張り立つ欲望をあてがった。

「いやっ!・・やっッ・・ もう、いやだってぁ・・あああっ・・・」
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