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想い想われ歪なカタチ
第7章 7
「あっ・・・ねぇ、流牙っ・・・」
もどかしくって、どうしようもなくって、閉じてた目を開いて流牙を見たら、
流牙も私のこと面白そうな瞳で見ていた。
睫の長い、綺麗な眼。悪戯な光が宿っている。
流牙がこんな表情もするんだって、知ったのはつい最近だけど、
もうそれもすっかり慣れちゃった気がする。
「ん? なんだ?
何かして欲しーんだったら、ちゃんとおねだりしてみろよ」
むぅ・・・やっぱり前言撤回。
意地悪な流牙のままだわ・・・。
でもここで、ちゃんと言葉にしたら、もっと気持ちいいことしてくれるんだろうな・・
なんて思ったら、言いなりになるのはすっごく不本意だけど、どうしても言わずにはいられなかった。
「・・・流牙、お願い。そこ、直接、触って」
以前の私だったら、「誰がそんなこと言うもんですかっ」って、
流牙に蹴りぐらい入れてたと思う。(たぶんやっても軽く防がれてただろーけど)
なのにこんなに従順になってるのは、流牙が与えてくれる快感を すっかり知ってしまっているから。
流牙は私の下着に手をかけて、するすると引っ張ると脚から引き脱がした。
自分の履いているものを脱がされるのって、変な感じ。
どんどん自分が剥き出されてしまう。
その恥ずかしさより増して興奮が勝ってしまうのはなぜ?
私はただ 息を止めて、流牙がその場所に触れてくれるのを待っていた。
「あっ・・あん、ふあ・・」
待ち焦がれた流牙の指先が 私の裂け目をなぞる。
敏感な場所は刺激を大げさに受け取って、伸ばしたつま先がぴくぴくしてくる。
もっといっぱい触ってほしい。
私の全部を掻き回してほしい。
そう言ったら呆れられてしまうかな。