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教師は午後から
第1章 人助け
「ちょっと言いづらいのですが…ある方が、SEXでストレスが、解消できるとおっしゃってて…」
「そういう方法もあるかもしれませんね」

浩二は、できるだけ冷静を装いながら答えた。

「こればかりは、相手のいることで…… かといって、誰でもってわけにもいかず……」

浩二は、顔を赤らめながら話みゆきが、可愛いく思えて仕方がなかった。

「変な人もいるし、しつこくつきまとわれても困りますし……」

みゆきは、そこで一息ついて、ワインで唇を湿らせた。

「そこでご相談なんですが、先生にそのお相手を…」
「えっ」
「先生のお立場よく存じ上げております。なので、シングルの女性限定ということで」
「は〜ですが…」
「これは、みなさんに共通することなんですが、結婚はもうウンザリ、という方ばかりです。」

浩二はしばらく考えていた。

「ホテル代は女性の方がお支払いします。」

みゆきは、すがるような表情を浮かべている。

「人助けと思ってなんとか…」

浩二は少し考えてから

「わかりました。お引き受けします。僕なんかでいいんですかね?」
「全然問題ありません。

ありがとうございます。ご無理を言ってすみません。」
二人は笑顔で、グラスに残ったワインを飲み干した。
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