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Secret space
第10章 10
それから精司はみずみずしい肌を舌で味わい、ふと、視線を上にして、
紗織に言い聞かせるというより自分の内で呟くように、言葉を口にした。


「あぁ、でも 俺が
 雅斗のヤツの手の届かない場所に こいつを監禁して
 何度でも気が向くまま飽きるほど犯しに犯して
 散々俺のオモチャにしまくって、この身体使い物にならなくしたら
 あの男、どんな顔するかなぁ・・・

 くっく 想像しただけでも笑いが止まらないねェ・・」


そう呟いて精司の浮かべる冷笑は、どろりと淀んで気味の悪い狂態にも似ている。
紗織の意識を内側から冷却し、ますます冷え冷えと凍えさせる。
精司は、そんな様子には一向にかまわずに、
僅かに残されていた水分をも外気に奪われ、
乾いたように閉じきった秘裂に無理に指を割り込ませる。


「ぃ た  い・・・・・・・」


自分の内部を鈍く引っ掛かれるような痛みを覚え、
紗織は弱々しく、悲鳴にも遠く満たない声をあげた。

ほのかに色づく卑肉の裂け目は、執拗に前後へ蠢かされる指を疎い、
潤滑液を欠いてつっかかる感触を与え始める。


「何だぁ? 全然濡れてこねぇじゃねぇか。
 不感症じゃねぇのか、この女。

 おい、素直に感じて濡れたほうが、お前の身の為だぜ?
 このまま無理やりにでも突っ込むぞ?」


そう言うと精司は、既に十分欲望を滾らせた自分の肉棒に手を添えて
紗織の脚を押し開くと、その膣口にあてがった。
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