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Secret space
第10章 10
グヒュ・・・


咽喉周りの気管が酷く締め付けられ、上体が反転し、
天井を仰ぎ見えたかと思えば、次の刹那、
細かな畳の目の並びを頬に感じながら、精司は床に身を落としていた。

身体をがっちりと羽交い絞められて、
腕を背後で酷く捩じ上げられる痛みに 精司はぐうぅと低く呻いた。


「ッ・・ゥ・・な・ おまえ・・・雅斗!!
 何故ここに・・・ッ・・」


「それはこちらのセリフだ。
 人の屋敷に勝手に入り込んでいるのはお前だ」


「ぐ・・・クソッ・・ 何でだ
 見張りの奴等はどうしたんだよッ?!」


精司はこの屋敷に乗り込む為に、
金で言う通りに動き、見るからに腕っ節の強そうな男を三人雇っていた。

手筈では、この敷地内の人間に精司の邪魔をさせぬよう、
さらに外部へ連絡されぬよう、皆、残らず何らかの方法で拘束して、
彼らと、念のため出入り口を見張るように言い渡したはずだった。


「やはりあの三人はお前の手下か。
 もうとっくに伸びているよ。
 一人は失禁してこちらの後始末の方が大変だ」


「ぅぐ・・・・まさか お前一人で・・?
 馬鹿な・・・あいつら揃って黒帯の保有者だぞッ?!
 体格だってあんな・・うがあぁっ・・ッ お、 折れるゥ!!止めろォッ!!!」


酷い痛みと一緒に、自分の内側でみしみしと、
骨が悲鳴をあげるのを聞いて、精司は悲鳴をあげた。
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