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Secret space
第2章 2
「・ぁぐっ・・・・ ・ ・ひぃ・っ・・・・
 痛いっ・・やめてっ 許してぇっ!!」


腰を浮かして上体をずらし、上へ逃れて抜け出そうとしたが、
男の両手が紗織の腰をしっかりと掴み、
一層深く自分の元へ引き寄せた。


「あ・あ・かはぁあぁあっッ・・・・!!」


下半身の痛みに、紗織は弓反りに身体を仰け反らせる。
肉の楔が、激痛を伴って紗織の体に打ち込まれる。
見開いた目から涙が零れて頬を伝った。


「いや・・・いやっ!! ・・・いやだあぁあああぁ・・・
 無理よ・・! 中にっ・・はいってこないで・・・」


涙声で言葉がにじんだ。
覆い被さる男を突き放そうと、消えかけの力を振り絞って腕を振り上げる。
その腕も難なく男に取り押さえられてしまう。

紗織は何の抵抗も出来ず、
下半身から走る激痛に耐えるため、ただ歯を食いしばった。
自分の身に一体何が起こったのか、理解するのに数秒かかった。

自分の女の部分は、さっき目にしたあの禍々しい肉の物体を
意思とは裏腹に、受け入れてしまっている。
その理不尽さと酷い痛みに、涙が止まりそうになかった。

紗織の膣内の締め付けを味わっているのだろうか。
男は一度深く挿入した後、その状態のままじっとしている。

紗織は本能的な直感で、男がこれからその肉棒で、
先ほど入れられた指のように、
自分の内部をさらに犯し始めるのだろうと思った。

こんな状態のまま動かれたら、きっと死ぬほど痛いに違いない。
そう考えると恐怖で余計に体が強張った。
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