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Secret space
第15章 連続四夜 第一夜
『お前になら出来る』 と そう呟いて男が
泣き叫ぶ紗織の抵抗をものともせずに 荒々しく抱いたあの日。

男の暗い声が、紗織の心の深淵に 湖に投げ入れた小石のように
折り重なる波紋を広げて蘇る。

まだ あの出来事を思い出すと、
自分の全てが否定されるような、底の無い恐怖で胸が濁る。

男に呼ばれて 白い病室で目覚めた時には
迷いの森の霧が晴れて、全てが見えた気がしたのだけれど、
しばらくすると どこからか暗雲が立ち込めて来て光を奪い また分からなくなる。


「ひゃっ・・・あ! くぅ・・・・」


暗い思考に陥っていると、男の指が、被膜を剥いて小刻みに動き
すっかり充血して過敏に尖ったクリトリスを刺激してきたので、
紗織は悲鳴をあげて快感に仰け反った。

擦る と言うよりは揉むように、 紗織の秘処全体を弄る。
腰の痺れるような衝動が、秘裂から だらりと蜜を垂れ流させる。


「ああっ・・・あっ ふあ っく・やっ・・ああっ・・・やぁ・・・いやだっッ・・・」


胸の隅に広がるまだ癒えない恐怖。
思わず口にすると、男の手の動きがぴたりと止まった。

黒い瞳が、どこか咎めるような輝きを持って紗織を見た。
そう感じたのは紗織の抱いた引け目からかも知れない。


「ふ・ うん・・・・ン」


まだ濡れている漆黒の瞳を覗き込んだ後 眼を閉じて、
紗織は自ら男の唇を求めて口を塞いだ。

たとえ形だけであっても、今の男に拒絶する言葉を口にしたくはない。
唾液でぬめる舌を割り込ませて、貪るように 強く吸う。
濡れた唇を舐めると 少しだけ塩辛い。 男の涙の味だった。

紗織の熱い口付けに応えて、男も舌を深く絡ませると
くちゅくちゅと淫らな音を泡立たせて秘裂への愛撫を再開させた。

右手を紗織の股の間に滑り込ませ蠢かし、左手は紗織の胸の先端を摘みあげ
ひた走る快感を仰け反る華奢な肢体に張り巡らせた。


「ん・くん ・・・ふ・・・うぁ・ん・・・・ふんん―・・・・」


指を 紗織の膣内に差し入れて動かし、その柔らかい肉壁をじゅくじゅくと擦っては
裂け目の頂きに ひくりと震える淫核を撫であげる。

男の五本の指が 器用に動いて 紗織の秘処から
ほつれて絡まった粘着質な細糸を、幾つも惹き出しては手繰り寄せ、快楽を紡いでいく。
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