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第17章 連続四夜 第三夜
指と舌とを余すこと無く使用して、淫らに擦れあい 音を奏で 抉る。 
下半身に集中する快感を口から暴発させて、紗織はあらゆる声を出し尽くして叫ぶ。


「うあ!やんっあた・し・やあっ やめ・・・だめ  いっちゃうっっ・・・・・やあぁ!」


高い声が 引き攣って、ところどころ嗚咽が混ざっている。


「あっいっちゃ・・ううっ・・ひあ ああああんあぁ あ あっ・・・うぁ・・ かふ・・ぅう・・・


紗織の卑猥な肉の筋が ひくりひくりと収縮しだし、痙攣するように轢き付けている。
男は手と舌の動きを止めることなく責めつづけた。
ぬぷぬぷと溢れ出る蜜が攪拌されて卑猥な水音を立てる。


「あっ・・・ あぁ・・・・ や・・
 ・・やあぁ・・・こんな、だ め・・・まだ・・・いってる・っ・ぁ。
 ・・・いって・・・ふああ・・・・ あぐ・・うう・・・・・」


そうやって、三箇所を同時に責めれば 紗織が堪らず泣き出すのを 男は好きだった。
涙を滴らせる紗織に、更なる欲情を覚える自分は、酷く屈折しているという自覚はある。

紗織の目を覆っていた布は、紗織があがいて頭を振り乱すので、
すっかりその首もとにまで ずり落ちてしまっている。
男は、未だ切なく喘ぐ紗織の唇に、自分の唇を軽く重ねると、
先ほどまで目を覆っていたネクタイを解いて外した。

そして、白いシーツの上に、ぐったりと横たわっては
ぱたぱたと陰部から雫を滴らせ、涙で濡れた瞼を閉じて、
時折 びくりと 身を弾ませる華奢な身体の
滑らかなあらゆる肌の上に唇を落としながら、男は紗織が回復するのを待った。
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