この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Secret space
第7章 7
 ようやく意識を僅かに取り戻して、閉じ合わせた瞼を開けると
自分を見つめる男の黒い瞳にかちあった。

行為の最中に、いつの間にか零していた涙の残骸が
男の唇に吸い寄せられて消える。

また違う、新たな熱い想いが込み上げて、
紗織の瞳を潤わせる。


「ほんとうに・・・・よく泣くやつだな  お前は」


小さく染み出した紗織の涙を舐めとって、男が言った。


男はたぶん、この涙の意味を知らない。
それがせめてもの、救いかもしれない。

けれども、もう 自分を誤魔化すことが出来ない。





どんなに欺こうとしても、許してくれそうもない。
 この 胸の 鼓動が。
/303ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ