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女喰い
第6章 弥八郎
「はい、すみません……」

疑うような事を言ってしまい、お美代は申し訳なく思った。

「いいって事よ、気にするな、手紙、持ってるか? 」

弥八郎は軽く流してお美代に聞いた。

「あっ、はい、持ってます……」

お美代は慌てて懐を探った。
弥八郎がいつ来てもいいように予め懐に入れている。
手紙を取り出して弥八郎へ差し出した。

「これです」

「おお、わかった、じゃ、これを玉屋のお菊ちゃんに渡せばいいんだな?」

弥八郎は手紙を受け取って確かめるように聞いた。

「はい、本当にすみません、よろしくお願いします」

お美代は手間を取らせて悪いと思いながら、弥八郎に頭を下げて頼んだ。

「ああ、任せな、じゃ俺は行くわ、また気まぐれに寄るからよ、そん時は話し相手になってくれ」

弥八郎は2人に言って踵を返し、手紙を懐にしまい込んで納屋から出て行った。
五作は棒立ちで去りゆく背中を見送ったが、お美代は深々と頭を下げていた。




更にその翌日。
お美代は彦兵衛に連れられてあの茶屋へ行ったが、それから四半時ばかり経った頃、男3人に弄ばれていた。
彦兵衛は絵師にお美代を抱かせた時に、これは金になると思って味をしめていた。
孕み腹のうちに、稼げるだけ稼ごうと思いついたのだった。

お美代は来て直ぐに裸になり、また媚薬を塗られた。
薬は肉穴の中にも塗られたので、お美代は我を失って淫らに喘いだ。
四つん這いになり、上と下、両方の口に男根を咥え込み、口元に並ぶ2本の竿を交互にしゃぶる。
朱色の布団の上で、真昼間から繰り広げられる淫行。
それは、歯止めのない淫猥な空気の中で行われている。

「しかし、こんな幼くして孕み腹になるとはな、こんな毛もないような娘っ子でも、ちゃんと種がつくんだな」

お美代の尻を掴み、しきりに腰を振る男が言った。






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