この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第18章 疼き③
 美しい顔が迫り、フィーネの顔を覆った。
 そして重なる唇。

「んっ……んぅ……」

 ぬるりと口内に侵入した舌が、フィーネのそれと絡み合う。
 くちゅくちゅとお互いの舌を求める音を鳴らし、時折切なそうな艶声を響かせながら、深すぎる密着が続いた。

 お互いの唇を離した時には、フィーネの息はすっかり乱れていた。

 舌を絡ませ合い、すっかり気持ちが出来上がってしまったフィーネの頬に魔王の指が触れると、つつっと首筋にかけて指先でなぞった。

「んんっ……」

 赤い瞳を閉じ、身体をピクリと震わせる。焦らされるような刺激に、身体の疼きがさらに強くなる。

 魔王が低い声で問うた。

「お前の様子が気になって戻ってみたら……。何をしていた?」

「も、申し訳ございません……。あんなお見苦しいところを……」

「何をしていたと聞いている」

「あっ……あの……それは……」

 言葉に詰まる。
 恥ずかしすぎて、正直に答えられない。しかし主の質問に、偽りを述べるわけにはいかない。
/528ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ