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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第18章 疼き③
美しい顔が迫り、フィーネの顔を覆った。
そして重なる唇。
「んっ……んぅ……」
ぬるりと口内に侵入した舌が、フィーネのそれと絡み合う。
くちゅくちゅとお互いの舌を求める音を鳴らし、時折切なそうな艶声を響かせながら、深すぎる密着が続いた。
お互いの唇を離した時には、フィーネの息はすっかり乱れていた。
舌を絡ませ合い、すっかり気持ちが出来上がってしまったフィーネの頬に魔王の指が触れると、つつっと首筋にかけて指先でなぞった。
「んんっ……」
赤い瞳を閉じ、身体をピクリと震わせる。焦らされるような刺激に、身体の疼きがさらに強くなる。
魔王が低い声で問うた。
「お前の様子が気になって戻ってみたら……。何をしていた?」
「も、申し訳ございません……。あんなお見苦しいところを……」
「何をしていたと聞いている」
「あっ……あの……それは……」
言葉に詰まる。
恥ずかしすぎて、正直に答えられない。しかし主の質問に、偽りを述べるわけにはいかない。
そして重なる唇。
「んっ……んぅ……」
ぬるりと口内に侵入した舌が、フィーネのそれと絡み合う。
くちゅくちゅとお互いの舌を求める音を鳴らし、時折切なそうな艶声を響かせながら、深すぎる密着が続いた。
お互いの唇を離した時には、フィーネの息はすっかり乱れていた。
舌を絡ませ合い、すっかり気持ちが出来上がってしまったフィーネの頬に魔王の指が触れると、つつっと首筋にかけて指先でなぞった。
「んんっ……」
赤い瞳を閉じ、身体をピクリと震わせる。焦らされるような刺激に、身体の疼きがさらに強くなる。
魔王が低い声で問うた。
「お前の様子が気になって戻ってみたら……。何をしていた?」
「も、申し訳ございません……。あんなお見苦しいところを……」
「何をしていたと聞いている」
「あっ……あの……それは……」
言葉に詰まる。
恥ずかしすぎて、正直に答えられない。しかし主の質問に、偽りを述べるわけにはいかない。