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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第19章 疼き④
今まで抱いて来た不安が溶けて消え、鳩尾辺りが軽くなった。
安堵と共に、嬉しさが込み上げる。
そして改めて魔王の優しさを感じ、感謝の念がとめどなく溢れた。
自然と口元が緩み、身体の緊張が解れて柔らかくなっていく。
晴れやかな笑みを浮かべるフィーネとは反対に、魔王の表情は辛そうに歪んでいた。再び深く息を吐き出すと、今までずっと我慢してきた情欲を口にする。
「しかし、あのような姿を見せられたら……我慢できるものも出来なくなる」
あのような姿、という言葉に、フィーネは耳たぶまで真っ赤になった。
真っ赤に染まった耳元で、再び低い声が問いかける。
フィーネに、抑えることの出来ない男の欲望に満ちた熱い眼差しを向けながら。
「このまま……お前を抱いていいか?」
安堵と共に、嬉しさが込み上げる。
そして改めて魔王の優しさを感じ、感謝の念がとめどなく溢れた。
自然と口元が緩み、身体の緊張が解れて柔らかくなっていく。
晴れやかな笑みを浮かべるフィーネとは反対に、魔王の表情は辛そうに歪んでいた。再び深く息を吐き出すと、今までずっと我慢してきた情欲を口にする。
「しかし、あのような姿を見せられたら……我慢できるものも出来なくなる」
あのような姿、という言葉に、フィーネは耳たぶまで真っ赤になった。
真っ赤に染まった耳元で、再び低い声が問いかける。
フィーネに、抑えることの出来ない男の欲望に満ちた熱い眼差しを向けながら。
「このまま……お前を抱いていいか?」