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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第65章 これから⑤
「そ、ソル……これは……」

「ああ、すまない。驚かせたようだな。これは、痛みを和らげる薬のようなものだ」

「い、痛み?」

「そうだ。その身体は、まだ男を受け入れたことがないのだろう?」

 どうやら、彼のモノを受け入れる際の痛みを、和らげるものらしい。
 確かに、初めての時は痛かったが、
 
(痛くても……いいのに。あなたになら、何をされても……)

 ソルの後悔をここでも感じ、胸の奥が苦しくなった。しかし同時に、意地悪なことをしつつも、フィーネを気遣う優しさがとても嬉しい。

 口元が自然と緩む。

 彼の手が恥丘の液体をすくうと、秘所に擦りつけるように動いた。
 ただでさえ、溢れ出た愛液で潤っているそこに、さらにぬるついたものが追加される。

 彼の手が塗り込むように動くたびに、今まで以上に卑猥な水音が響き渡った。
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