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勇者の献上品である聖女は、魔王に奪われその身に愛をそそがれる
第14章 忠誠④
「あっ、あっ、あっ……すごく……ふかいっ、んぁっ、きもち……いい……」

 主に与えられる快楽に、抗うことも自身の役目を果たすことも出来ず、甘く啼き続けることしかできない。

 それは、相手も同じようだ。

 激しくよがり続ける姿を見つめながら、魔王の唇から乱れた息と共に、気持ちの良さそうな喘ぎ声が低く洩れた。

「んっ……フィーネ……そんなに嬉しそうに……ナカを締め付けるな」

「も、もうしわけございま……あんっ!」

 魔王の不満だと言葉をとったフィーネは慌てて謝罪したが、次の瞬間、胸の膨らみの上で硬く勃つ蕾から、身体の芯にかけて熱いものが走った。

 突然与えられた強い刺激に、白い身体が反り、逃げようと動く。

 しかし魔王は両手でフィーネの身体を捕えると、そのまま彼女の胸に顔を埋めたまま、舌で蕾を転がし続けた。
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