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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方
─── 心臓が止まった、だけじゃなくて
ヒメの言葉に反応して、私の体がビクビクッと衝撃に震えた。
‟ どうしようもねぇくらい
俺はずっと美和に惚れてる ”
「~~んん…!」
「……!!」
体の奥から沸騰する、自分の熱に飛ばされそうで
ヒメの背中に回したままの腕に、ぎゅっと力を入れたけど
「…はぁ…あ…っ」
「……っ 美…」
逆にヒメは私から逃れるように、上体を起こした。
「……?」
瞑ったままだった目を、そっと開くと
左の肘で体を支えて、ヒメが大きく息を整えていた。
「……ヒメ…」
「ふっざけんな、お前…っ」
「……!」
「……はー、危ね……」
右手で暑そうに髪をかき分けたヒメ。
切ない表情で見下ろされて……というか、睨まれる。
「イくならイくって言えよ!」
「えっ!?」
「マジで放つところだったじゃねぇか。
余裕ねぇんだよこっちは!」
「……っ///」
「……これ以上溺れさせるんじゃねぇよ」