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rena's room ☕ breaktime
第3章 Request2┈*★*┈片想いの行方
今迄も、これからも
何回言うつもりなのかな、私。
だけど……愛しさが止めどなく溢れてきてしまって
伝えずにはいられないんだ。
「……俺も」
再びヒメが私を抱きしめた。
「俺も好き」
「……!」
「死なねぇけど
好きすぎて死ぬかも」
「……っ」
「……それくらい、美和を想ってる」
いつもだったら絶対に好きって言わないのに
小さくそう呟いたヒメに引き寄せられて、胸がいっぱいになる。
‟ 俺の、だろ ”
‟ ……俺だけだって言えよ ”
‟ 今でも怖ぇんだよ、本当は ”
「……ヒメだけだよ、私」
「……!」
「怖くないよ。
私の方が、ヒメのこと大好きだから」
「……」
「これからもずっと大好きだよ」
目を閉じて想いを伝えた私を、強く抱きしめるだけで
ヒメはそれ以上言葉にはしなかったけど
確かめるように、何度もキスをしてくれた。
ヒメの腕の中で、私はこの上なく幸せな気持ちに包まれた ───