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第7章 甘い時間

身体が大きくしなり、喘ぐ声も抑えきれない。
彼を飲み込んでいる蜜壺は大きく波打ち、奥へと導くようにうごめく。


「…っ…はぁっ…」


苦しげな声と吐息が背中をくすぐる。
柔肉に包まれた彼の昂りはピクピクと脈打ち硬さと張りを強くさせた。


肉芽を擦りながら律動を早められると、身体の奥が熱く疼いてどうしようもない。


「はぁ…っ、あん、んっ…も、だめぇ…っ」

「こっち、向いて…っ」


そう言うと彼は繋がったまま私の身体を支えて回転させて仰向けにした。


彼と目が合う。熱を帯びて潤んだような瞳が色っぽくて目が離せない…
性急に唇を塞ぐと同時に律動が始まる。


深くまで入ってきては彼の恥骨がぐりぐりと円を描くように硬く尖った芽を刺激して、内壁がヒクつき愛液がじわりと溢れる。


我慢できない喘ぎがキスの合間に2人の口端から漏れる。


…好き……


じわじわと身体の奥からこみ上げる愛しさに何故か泣きたくなる。
彼の身体にしがみつき、瞳を閉じているその目尻にはうっすらと涙が滲む。
自分のこの抑え切れない気持ちを少しでも伝えるように更にきつく抱きつき、彼の舌を受け入れる。


「はっ…も、出る…よっ…」


唇を離した彼が荒い息とともにそう告げると首筋に顔を埋めてより一層強く速く腰を動かす。


その押し寄せる快楽に溺れながらも彼の首に腕を絡める。


「…好きっ…す、きぃ…っ」


自分の口からいつもなら言えない言葉が飛び出しすことに驚きながらも身体は勝手に想いを告げていた。


「…俺もっ…あぁっ…」


私の中で限界まで興奮した熱くて硬い昂りがビクビクと脈打ち欲を吐き出したーー…