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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第30章 30 運命
 警備兵が帰っていったあと、京湖は涙をはらはら流しながら「着物を貸さなければよかった……」とつぶやいた。彰浩は何も言わず、彼女の身体を起こし椅子に腰かけさせる。
 晶鈴は、京湖と間違えられてさらわれたのだと二人は確信している。さらった相手に晶鈴が人違いだと言ってくれたら、なんとか戻ってこれるかもしれないが。

「きっと晶鈴は黙って私の身代わりをしてしまうわっ!」

 彼女の性格だとそうだろうと、京湖は申し訳なさで胸がつぶれそうだった。そこへ「ふああぁあんっ」と京樹の泣き声が響く。

「ああっ! 乳をやらねば!」

 動揺と不安から子供の命を確保することに尽力する。京樹と星羅に食事を与え、育て上げねばという強い気持ちが彼女を支配する。彰浩も晶鈴を救い出すことと、京湖と子供たちを守るための手段を考え始めた。
 
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