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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第45章 45 進路
「あの、先生? ほかに何か?」
「軍師だけは女人がいないのよ。それが心配で」
「ああ、そのことですか。明兄さまにも言われました。なのでもし軍師見習いになったら男名をつけて男装しておくとよいと」
「ええっ!? 男装?」
「名前も星雷がいいんじゃないかと、明兄さまがつけてくれました」
「は、はあ、まあそれは良い考えね。軍師省も認めてくれそうだわ」
婚約の話など場違いすぎてもう告げることはでいなかった。星羅の意志は固い。彼女の家族も反対することはないだろう。最後に絹枝は「何かあったら相談してね。合格を祈ってるわ」と微笑みを見せる。
力強く頷き、煌く瞳を見せた星羅は、翌年トップの成績で軍師見習いの試験に合格した。過去最高の成績だった。
「軍師だけは女人がいないのよ。それが心配で」
「ああ、そのことですか。明兄さまにも言われました。なのでもし軍師見習いになったら男名をつけて男装しておくとよいと」
「ええっ!? 男装?」
「名前も星雷がいいんじゃないかと、明兄さまがつけてくれました」
「は、はあ、まあそれは良い考えね。軍師省も認めてくれそうだわ」
婚約の話など場違いすぎてもう告げることはでいなかった。星羅の意志は固い。彼女の家族も反対することはないだろう。最後に絹枝は「何かあったら相談してね。合格を祈ってるわ」と微笑みを見せる。
力強く頷き、煌く瞳を見せた星羅は、翌年トップの成績で軍師見習いの試験に合格した。過去最高の成績だった。