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華夏の煌き~麗しき男装の乙女軍師~
第52章 52 思案
思考を鍛えながら、3人は献策について考える。気のいい徐忠正は提案をする。
「なあ、3人で一緒に3つ考えないか?」
「一緒にだと?」
「ああ、禁じられてはないだろう?」
「確かに、一人ひとりで考えろとは言われていないね」
「どうだ?」
星羅は「いいと思う」と賛成するが、郭蒼樹は少し考えている。
「それだとここから追い出されることはないだろうが、自分の実力が測りかねるな……」
知力においてプライドの高い彼らしい考えだった。軍師省に無難に残っていくよりも、自分の能力を確かめたい気持ちに星羅も同意する。
「確かに、平均的な3人でいるよりも、この中で一人でも突出したものが軍師になっていくほうが国のためにはなるね」
「そっか。まあそりゃそうだわな」
星羅も提案する。
「お互いで考えた献策を最後みんなで考察しあうのってどう?」
「ああ、それはいいな」
「うん、それなら自分の能力も測れるし、策の精度も上がろう」
「じゃ、策はしばらく内緒ね」
3人は献策についてしばらく触れずに、また学習に戻ることにした。
「なあ、3人で一緒に3つ考えないか?」
「一緒にだと?」
「ああ、禁じられてはないだろう?」
「確かに、一人ひとりで考えろとは言われていないね」
「どうだ?」
星羅は「いいと思う」と賛成するが、郭蒼樹は少し考えている。
「それだとここから追い出されることはないだろうが、自分の実力が測りかねるな……」
知力においてプライドの高い彼らしい考えだった。軍師省に無難に残っていくよりも、自分の能力を確かめたい気持ちに星羅も同意する。
「確かに、平均的な3人でいるよりも、この中で一人でも突出したものが軍師になっていくほうが国のためにはなるね」
「そっか。まあそりゃそうだわな」
星羅も提案する。
「お互いで考えた献策を最後みんなで考察しあうのってどう?」
「ああ、それはいいな」
「うん、それなら自分の能力も測れるし、策の精度も上がろう」
「じゃ、策はしばらく内緒ね」
3人は献策についてしばらく触れずに、また学習に戻ることにした。