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肉奴隷・美空
第2章 警察に通報するぞ
撮り終えたたかしはご満悦で帰ろうとした。

っとその時、急に雨が降りだす。

刹那、クズの腐った脳裏に雨でぐっしょり濡れた美空が浮かんだ。

たかしはテンションが上がり、その場で踊り出す。

キモい。

とにかくキモいが通報することも出来ずに踊らせているしかない。

「やだぁ雨降ってきた! 美空あそこの下に行こ」

2人は比較的でかい植木の下に行き、雨宿りする。

Yシャツは透け、ブラと素肌が見えた。

「ブッヒィィィ!!」

たかしは烈火の如くシャッターを切る。

しかもシャッターを切るごとにスタイリッシュなポーズを取る。

目立って仕方ないがこいつはアホなのでしょうがない。

その妙技に通行人は一気にブルーになって速足に歩き去る。

そこはもうダンスホールだった。

たかしは都会のど真ん中、コンクリートジャングルをダンスホールに変えてしまったのだ。

それはもう才能としか言いようがない。

社交ダンス歴=20年の林田優さんが遠くから見て絶賛していたのはまた別の話。

結局こうなるもんな
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