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真紅の花嫁
第9章 蘇芳の埋火
今度は一気に脱がすのではなく、女の顔色をうかがいながら、じわりじわりと降ろしてゆく。
そうした方が、若い娘がよけい恥ずかしがることを知っているのだ。
丸みをおびた柔肉が徐々に面積を広げていくのを、固唾を呑んで見守る。
二人とも、まさかクローゼットに女が隠れているなど、夢にも思っていないだろう。
いたたまれない気持ちになる。
録画映像ではない。
すぐそこで、一ミリ単位でブラが移動し、レースの縁取りがずれ落ちてゆく生々しさ。
乳肌の色合いが白から薄ピンクに変わった。
綾音は何か言おうと口を開けかけ、すぐに唇を噛みしめて耐えた。
次の瞬間、ブラカップがはがされた。
丸見えになった乳首は、上向きにツンと尖っていた。
自分のことでもないのに、顔から火を噴きそうになる。
「うわ。
チクビ、勃ってやんの」
三輪は眼を血走らせて、小さな乳粒をつまんだ。
軽く引っ張る。
豊かな弾力を示して、ふくらみがたわんだ。
指の間でピンクの実を捏ねられても、綾音はぎゅっと眼をつむったままだ。
太い指がくにくにと動く様子に、
(…………!)
真波はごくりと唾を飲み込んだ。