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真紅の花嫁
第9章 蘇芳の埋火


「全部入ったぜ……

   ぐふぅ、なんて気持ちいいんだ。
       お前のカノジョ、最高だな」

「でしょ、でしょ。
   チ××、蕩けそうでしょ」

「たしかにな。
 こんなに締まるマ××、はじめてだ。

   だめだ、じっとしていられねえ」

「かまわないから、好きなだけ使ってください」



亮に煽られて、三輪の腰が前後に動きだした。
慌ただしい動きだった。

引き締まった牡臀が、たまりにたまった獣欲を解放させようと、激しいピストン運動を繰りだした。


「いやああっ!
   動いちゃだめ、だめだめだめえっ、
       はぁああああっ!」

綾音は円らな瞳を涙であふれさせ、甲高い嬌声を張り上げる。
愛らしい双乳がぷるんと揺れ、男の腰の左右で長い美脚がぶるると引き攣る。

ぬちょぬちょ、ぬちゃぬちゃ――

剛直の抜き差しで掻き出された蜜液が、ソファの座面に染みを作った。


「くおおおっ。
   なかでヒダヒダがぐねぐねって……な、なんていやらしい」

「ああん、違う……
     亮くん、違うの……あん、ああん」

しきりに否定する仕草もいじらしい。


抽送のペースが上った。
膝のバネを利用したダイナミックな腰使いだ。

パンパン、パンパンパン、と肉と肉と打つ湿った音がワンルームに響きわたる。

そのリズムに合わせて、真波の子宮まで、淫靡にひくついてしまう。


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