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真紅の花嫁
第18章 漆黒の少年


「あああ……
   わたし……も、もうだめ

 ……だめ
    ……あ、あ、あ、ひぅううううっ」


画面の中の真波はガクガクと全身を波打たせて果てた。



「へえ、これが真波さんのイキッぷりか」

テレビ画面を鑑賞している亮の足元にひざまずいて、真波はひたすら剛直に舌を這わせる。
恥ずかしくて顔を上げられない。


ベッドに腰を降ろした少年は、リモコンで録画を停止させた。

「……ん、ん
   ……ふ、んっ……っんんぁ……」

静かになった室内に、鼻孔から洩れる甘ったるい吐息が響く。



陽介と一夜を過ごした翌日。

自分でも理解できない衝動に突き動かされて、ホテルから亮のマンションに直行した。

すぐに服を脱ぎ合い、朝から痴戯にふけっている。


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