この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
真紅の花嫁
第3章 琥珀の夜
(だ、だめ……そんなにされたら……)
眉間に切ない皺を刻み、濡れた瞳を陽介に向けた。
はしたない欲望を口にしそうで怖かった。
「いいよね?」
こくりとうなずく。
手早く避妊具を装着した陽介が、ふたたび身体を重ねてきた。
「……真波さん」
牡のたぎる欲望が真波の中心にあたった。
なじませるように入口付近を往復していた屹立が、ゆっくりと侵入してきた。
「ょ、陽介さん……はぁあああっ」
愛する男に我が身を明け渡す瞬間の、ゾクゾクするような感覚。
身体だけでなく、心までが悦びに震える。
太くて硬いモノが、さらに奥へと入ってくる。
薄い被膜越しに、たくましい形状と熱気が感じ取れた。
「う、ううっ……ひぁんん」
ぐん、
と貫かれ、男の欲望が最奥に届く。