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Q 強制受精で生まれる私
第13章 5.0度目
「ああっ!! あ…」

「へっ!! 痛ぇか!? 気持ちいいか!? もっとくれてやるよ!!」

 相手を労る気持ちの欠片もない乱暴な腰使いで、極太の槍を深く打ち付けられる。洋風の部屋にふさわしくない、パンパンと肉を打ち付ける卑猥な太鼓の音が響き渡る。まるでオンボロなジェットコースターに乗せられたかの様に、頭がガタガタと揺さぶられ視界が歪な線達で埋め尽くされる。筋肉質な腕に締め付けられているはずなのに、耐震の効果は全くないのか右往左往に揺すぶられて酔いそうになる。

「あんっ!! あっあっあ…ちょっと!! 揺れて気持ち悪いって!! 吐きそ、うんぅっ!!」

「うるせぇ!! ヤリマンのくせにクソ生意気に反抗心見せやがって!! この位激しいのが欲しくてたまらなかったんだろう!? ビッチらしく腰振ってよがりやがれ!!」

「誰が…あんっ!! ヤリマンですってぇ!? 私はそんなんじゃ、ひゃあん!!」

 口ごたえすらしゃくにさわるのか、男はよりストロークを強めて私を力付くで黙らせる。子宮を押し潰されては引きちぎるかのような、もはや暴力に等しい抽挿に、気持ちよさより先に吐き気が募る。男はそんな私を見て悦に入っているのか、にたにたとせせら笑いながらピストンを速めていく。

 何度もえずいては無理矢理搾り出される涙と唾液に濡れながら、私は自分が苦しいと思い込んでいるだけで、本当はこれこそが女にとって気持ちいいものなんじゃないかと思い始める。

 この男は色々な女をこうして堕としてきたのだろう。ならばこの殴打は世の女性に快楽をもたらす物のはずだ。でなきゃこんなことするはずがない。壊すだけならいくらでも方法はあるはずで、この男は女とのセックスで性欲を満たすためにこんなことをしているはずなんだ。

 なのに、私の体、心が一向に昂りを見せないのは何故なんだろう?
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