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Q 強制受精で生まれる私
第5章 2.0度目
「あぁ!! はうぅ!! 絶対に!! ぜったいにぃ!! ゆるさない、んん!! だからぁ!!」

「あはは。そんなに怒らなくてもいいじゃありませんか。おかげで良いデータも取れ、プラシーボでは無い確かな効果が実証されました。それに、端から見てもとても気持ちよさそうでしたよ。浜園さん。」

 どれだけ怒りを露にしても、このままではまたこの男のエゴを出されてしまう。こんな自分勝手の犯罪者の子供なんてたとえ死んでも宿したくない。だけど俯せの状態ではろくな抵抗も出来ず、後方からくる肉欲の波状攻撃になす術もなく、ただひたすら女として蹂躙されることしかできない。

「あんあっ!! あああ!! び、びやくさえ!! えぇ!! なかったら、ああっ!!」
「こんな、エッチな女じゃ、なかったとでも? 薬の量は極僅かだったのですが…浜園さんが思うならそうなのでしょう。…キツく締まってきましたし、頃合いでしょう。出しますので、受け止めて下さい。」

 腰の動きが火を起こすのかと思う程速くなり、パンパンと淫らな音を室内に響かせる。宣言通りラストスパートに入るのだろう。私も、あの真っ白な闇がすぐ目の前まで迫ってきている。

 もう、無理。
 こんなの、耐えられるはずがない。
 薬で快楽漬けにされちゃたんだもん。
 お漏らししちゃうくらい、イッちゃたんだもん。
 動物みたいに、後ろで突かれるのがとても気持ちいいんだもん…
 疼いて仕方ないんだもん。

 そうだ。これは女としてしょうがないことなんだ…

「…出すなら、早くして下さい…」

 ポツリと小さく呟く。もう、抵抗は諦めた。何もかも手遅れだ。私の負け。

 せめて優しくして欲しいな…

「…説明を省いた反省点その二ですが、浜園さんが性に対して嫌悪感を抱いてるのではないか、だったのです。嫌々でセックスされては気持ちよくないですし、濡れないのでは妊娠する確率は下がりますから。でも、本当に出過ぎた心配だったようです。だって、今の貴方を見て、襲わない男はいませんから。」

 先生が腰を大きく浮かせる。ぺニスが私の入口まで抜かれ、少しでも動いたら外に出てしまうのではないかいうところで静止する。あぁ、重い一撃がくるのだなとくすぐったいのを我慢して身構える。

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