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Q 強制受精で生まれる私
第2章 1.0度目
 先生はそう言うと満足したのか、手の動きを止めた。先生が言う…いんしん?…辺りからピクリ、ピクリと疼きを感じる。頭が、ぽーっとする。

「はぁ…はぁ…なんで、こんなこと…するんですか。」

「あはは。触診で感じてしまうということは、経験は豊富みたいですね。よくあることですから、恥ずかしがらなくても大丈夫ですよ。」

 先生は一度私から離れて机に向かった。引き出しを開ける音がして何かを漁っている。こちらに向かってくる時には、よく分からない器具とハサミを手に持ってくるのが見えた。

「次は視診を行います。正確な診断を行うために邪魔な衣服は切除します。切った物は使えなくなりますが、当院には替えの下着が多数ありますので御安心下さい。」

「まだやるの!?やだ…いやぁ!!」

 先生はショーツの裾にハサミを通した。脚の付け根からひやりとした感触が走り、ショキショキと小気味良い音が聞こえる。私は手を目一杯伸ばして抵抗したが、健闘虚しく、布切れ一枚の砦はあっさり崩落し地に落ちた。露になった秘部を先生は凝視する。

「…これはまた一段と綺麗な陰部ですねぇ。経験豊富なのだろうと思いましたが、単に感度が良いだけで、どうやら思い違いの様でした。」

「くっ。こんなことして…絶対、許さないん、だから!!」

    
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