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第4章 ５

事務員が退出すると、
「今日は何色だった？
そこの席からならバッチリ見えるだろう。
そこに取引先の連中を座らせると商談が進むのさ。
外での接待の時も彼女を同伴させると契約の成功率はアップするぜ。」
「まさか彼女に枕営業させてるのか？」
「さすがにそこまではしないさ。
だが彼女も心得たものでキャバ嬢みたいな格好で来てくれるのさ。
スケベ社長やエロ課長、部長なんか鼻の下伸ばして契約書にサインしてくれるよ。
勿論、彼女にも特別ボーナスが必要だがな」