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第70章 ３日目・昼3　淫惑の学校見学

まさか、恭子まで来るようになるとは
思わなかったけれど、
救われる展開になった。


綾子の取り越し苦労の
勝手な妄想だったのか、
タケトは気にすることもないようだ。


「じゃあ、二人に勉強教えてもらおうかなぁ」
「さすが、エライね〜。
でもうちの高校、難関校よ、
けっこう入るの大変なんだから。
ま、先生は、恭子みたいな
出来損ないもいるけど」


「恭子ちゃん、、、そんなことないでしょ、、、
すごく優秀な先生なのよ」
「じゃあ、美人で優秀な先生二人に
教えてもらえるんですね〜
楽しみだなぁ」
「こう見えても、厳しいけどね、ヘヘッ」


「恭子先生だったら、
厳しくても平気ですよー。
いろいろ聞けて、今日来て
本当に良かった〜。


一度、下見に来たら、
気合も入るかなって
連れてきてもらったんですけど、
でもそんなに難しいんですね〜。
ボクには、無理かな、、、」


「そんなことないよ、、、
あ、時間ある？
後で、去年の入試問題、解いてみない？
模擬試験みたいな感じでさ」
「え〜、いいんですかぁ」


「タケトくん、そんな時間あるんだっけ？」
綾子は、学校には長居をさせたくなかった。
「いっくらでもあるよ。
そんな試験受けれるんなら、嬉しいな」