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第39章 ２日目・夜１２　逆らえない操り人形

アタシが断れないからって、
そんな辱めるようなこと、
要求しないでよ、、、

腰を振りながらなんて胸を揉むなんて、、
そんなことしたことないんだから、、
できない、、そう思って、
ヒロシを見て、首を横に振った。

「デキナインデスカ？」
少し間を置いてから、
うん、と頷く。
すがるような目で見つめた。
お願い、、ヒロシくん、、もう許して、、

「ショウガナイ　デスネ」
わかってくれたの？
、、嬉しい、、
やっぱり、悪い子じゃなかったんだ。

「デモ」
え？

「センセイ　ナンダカラ」
先生って関係ある？

「デキナイ　ジャナクテ
デキル　ドリョクヲ　シテクダサイ
センセイ　ナンダカラ」」
努力って、、

「オレハ　ソウ　オソワリマシタケド
チガイマス？」
勉強はそうだし、綾子もそう生徒に
ハッパをかけることもあるけれど、
これは、違うでしょ、、

「ホラ　ドリョク、、、」
わかってくれたのではなかった。

「ドリョク　スル　ママ
カノンチャンモ　ソンケイシテ
クレル　ハズ」

どこでどう間違えちゃったんだろう、
なんでこんなことになってるんだろう、
また、娘の名前を出されてしまった。
もう従うしかないのよね。

「オレノ　イウトオリニ」

観念した綾子はヒロシの操り人形になってしまったかのように
言葉のいいなりになってカラダを動かすしかなかった。
もう逆らう術はなかった。