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第65章 ３日目・午前１　ボクの大好きなママ

ちょうどこの時、
管理人が、地下のトイレで
ヒロシとの情事の証拠のコンドームを
見つけていたからだ。


そして、その後
管理人は、綾子の親友のカオルから
宅急便で送られてきた荷物を
代わりに受け取ってしまう。


綾子は、そんな荷物が
届くことすら知らないが、
その中味は、
大人のオモチャと呼ばれる
性の器具が、いろいろ入っていた。
間違いなく開けられてしまうだろう。


管理人が綾子を犯したいという
マグマのように熱い感情が
地下から、階上の綾子にまで
伝わってきたのかもしれない。
管理人の執念が、綾子の頭に
入り込んできたのかもしれない。


でも綾子の妄想より
管理人の計画の方が
はるかにどす黒く濁っていて、
やがて、綾子の人生が完全にその手に
堕ちてしまうのも時間の問題だろう。



隣人青年ヒロシに堕とされた綾子。
綾子が本当に堕とされるのは
これからのことだ。
綾子の夏は、まだまだ
終わらないし、
まだまだ堕とされていく。


下劣な管理人、
でもその前に、
いま綾子の目前で、見つめ続けている
中学生のタケトも、そろそろ
正体を現してきそうだ。


綾子は、やがて、
タケトから知らされる真実に
驚かされることになり、
底なしの淫らな沼に堕ちていく。