この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第6章 ♠RoundⅣ(踏み出した瞬間)♠
 そうはいっても、直輝はまだ三十五歳だ。定年を迎えるまでにはかなりの年月がある。土日以外、彼は仕事で殆ど家にいないから、夫婦の趣味だけでなく、紗英子自身もまた何か夢中になれるものを見つけた方が良い。
 時間はたっぷりとあるのだ。焦らず、探してゆこう。そんな風に自然に考えられるようになったのは、やはり、昨夜の直輝との満ち足りた一夜のお陰だろうか。
 昨夜、直輝はここで紗英子を求めてきた。骨太の手が紗英子のセーターをたくし上げ、荒々しく乳房を鷲掴みにし―。夫の口に胸の突起を吸われたときの感触を思い出し、乳房が重くなった。触れられてもいないのに、想像しただけで、突起がツンと立ち、ブラジャーに当たるのが判った。昨夜、一晩中、直輝に抱かれていた身体の芯は、まだかすかに欲望が燠火のようにくすぶっている。
 ブラに先端が当たっただけで、切ない吐息が洩れてしまうのもそのせいだ。
/435ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ