この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第8章 ♦RoundⅤ(覚醒)
 有喜菜にしてみれば、酔っぱらって理性を麻痺させることで、何とかあの話に〝NO〟と言いそうになる自分を抑えようとしたのだ。だが、ついに自分を抑えきれず、携帯のナンバーを押したのが、一夜飲み明かした早朝だった。
 確か、あれは午前四時くらいだったと思う。携帯に記憶させてある紗英子のナンバーを押し、息を潜めて相手が出るのを待った。
 紗英子はなかなか出ず、呼び出し音が鳴るのを待つ間が永遠に続くようにも感じられた。
 時間が時間だから、出ないのも当たり前である。そう思って諦めかけた瞬間、
―はい?
 聞き慣れた紗英子の声が耳を打った。
 刹那、有喜菜は息を呑んだ。電話をかけたのは自分でありながら、おかしな話ではあるけれど、いざ紗英子が出ると何をどう話して良いか判らなかった。
/435ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ