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Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第10章 ♦RoundⅦ(再会)♦
 これでは中一の頃の自分と全く変わっていない。直輝は自分でも苦笑した。
 しかし、昔は有喜菜の前でいい格好しようなんて考えたことは一度もなかったのに、おかしなものだ。
 有喜菜にもその気持ちは伝わったらしい。クスクスとこれは昔どおりの有喜菜の笑い声が聞こえ、
―良いわ、いつにする?
 と十三歳の有喜菜を彷彿とさせる物言いで返事が返ってくる。
「今夜にでも、どう?」
 返事がないので、心配になった。
「急すぎるかな?」
―良いわよ。場所はどこにする?
 今度はすぐに応えがあって、直輝は心から安堵した。
 それから場所を決めて、電話はものの十分とかからずに終わった。
 受話器を元通りにした後、何気なく顔を上げると、通路を隔てた同僚のデスクの側に小泉満奈美が立っていた。何か所用があって来たらしい。
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