この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第11章 ♦RoundⅧ(溺れる身体、心~罠~)♦
 その日は土曜日で、二人は昼前に待ち合わせて和風割烹で軽く軽食を取ってから、ここに来たのだった。
 シャンデリア型のランプが淡い影を落とす室内は水底(みなそこ)のようにひっそりと静まり、空調の音だけがひそやかに響いていた。
 今日の直輝はモスグリーンのポロシャツに落ち着いたブルーのズボンである。さりげない装いだが、長身でモデル・俳優並のルックスを持つ彼が着れば、それだけでオシャレに見える。
 有喜菜はサマーニットのワンピースだ。色は淡いイエローで、かなり膨らんできた腹部を隠すのにも丁度良い。胎児は今、妊娠六ヶ月、既に性別も判る時期にきている。性別は訊いていないけれど、エコーで見る赤ん坊はよく動き、どこから見ても健康で申し分のない発育ぶりに見えた。
 もう服を着ていても、妊婦だと一目瞭然に判るほどになった。
/435ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ