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Tears【涙】~神様のくれた赤ん坊~
第11章 ♦RoundⅧ(溺れる身体、心~罠~)♦
「あっ、私、もう―」
駄目とすら言えずに、有喜菜は切ない声を上げた。
「このままじゃ、狂っちゃう」
「狂っちまえよ。達きたいなら、このまま達けば良い」
耳許で囁かれたその瞬間、有喜菜の全身を烈しい快感が貫いた。まるで雷土(いかづち)に全身を灼かれるような鋭い感覚に見舞われ、有喜菜は身体を小刻みに痙攣させながら初めての絶頂に達した。
「この程度で狂っていたら、身が保たないぞ?」
直輝は笑いながら言う。
ふいに耳を噛まれた。きゅっと歯を立てられたことに生まれた痛みが、淡い茂みに隠された自分の秘めた花に宿る欲望をいっそう煽った。そのことに、有喜菜は愕く。
直輝の指は有喜菜の秘所の奥深くまで侵入し、繊細に入り組んだ内奥の襞をかき分けるようにさんざん弄び、彼女は翻弄されまくった。それなのに、その場所に溜まった熱はかき消えるどころか、かえって指の愛撫を受ける前より高まっている。
駄目とすら言えずに、有喜菜は切ない声を上げた。
「このままじゃ、狂っちゃう」
「狂っちまえよ。達きたいなら、このまま達けば良い」
耳許で囁かれたその瞬間、有喜菜の全身を烈しい快感が貫いた。まるで雷土(いかづち)に全身を灼かれるような鋭い感覚に見舞われ、有喜菜は身体を小刻みに痙攣させながら初めての絶頂に達した。
「この程度で狂っていたら、身が保たないぞ?」
直輝は笑いながら言う。
ふいに耳を噛まれた。きゅっと歯を立てられたことに生まれた痛みが、淡い茂みに隠された自分の秘めた花に宿る欲望をいっそう煽った。そのことに、有喜菜は愕く。
直輝の指は有喜菜の秘所の奥深くまで侵入し、繊細に入り組んだ内奥の襞をかき分けるようにさんざん弄び、彼女は翻弄されまくった。それなのに、その場所に溜まった熱はかき消えるどころか、かえって指の愛撫を受ける前より高まっている。