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第2章 ギリョンside

ギリョン「オリニ、ただいま」
オリニ「んん……ギリョン兄さん？……おかえり……オンナ、……キャアアアアアァァァァ！！！？」

俺の姿を見て叫ぶ。

ギルドン「オリニ！……どうし、……うわああああぁぁぁ！！？」
オンナン「ううん……」

オンナンは２人の叫び声で起きた。

オンナン「ただいま」
モリ「２人とも、うるさい。……一体何事、…………！？」
ギルドン「に、兄さん……それ、どうしたんだよ！？」
ギリョン「ああ、ちょっとな……」
オリニ「兄さん、山で何があったの！？……顔も服も、血だらけですごいよ？……オンナンは、大丈夫？」

オンナンを降ろし、オリニが近寄ると驚いていた。

オンナン「服に血がいっぱい付いちゃった」
ギルドン「……とにかく、オンナンはお風呂に入ってこい。……兄さん、部屋に」
オンナン「あの……ギリョンさんと入りたいです」
ギリョン「……え？」
オンナン「……やっぱりいいです。……１人で入りますね」

オンナンはお風呂へ向かった。

ギルドン「……入らないのか？」
ギリョン「いや、オンナンの後に入る」
オリニ「一緒に入りたい顔をしてたけど……」
モリ「それに……一緒に入った方が早いんじゃないのか？……血まみれのままでいるよりは……な」
ギルドン「ほら、入ってきて」

ポンポンと俺の肩を叩く。
仕方なく風呂場へと向かう。

クッセ「オンナンの奴、どうしたんだ……？」
オプサン「血がすごい付いてたね……」
インチョル「でも、怪我をしてる様子は無かったですね……」
ジャチ「オンナンが帰ってきてるってことは、ギリョンも帰ってきてるんだよな」
ヨンゲ「ギリョンは大丈夫なのか？」

曲がり角から聞こえてきた。

ギリョン「呼んだ？」

５人は俺を見て叫んだ。

ギリョン「まったく……ギルドンとオリニとモリまでビックリしてるし、オンナンも『血がひどい』って言うくらい、どのくらいすごいんだ？」
ジャチ「ギ、ギリョン……一体なにがあったんだ」
ギリョン「話は後で話す。……じゃあな」