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濡れた視線(改定版)
第7章 墨画の女
『い、嫌ぁあぁあぁ…っ!い、逝くぅ、逝くぅ、ぁっ、ぁっ、あぁあぁあ…っ!』

『ピシッ!ピシッ!まだ逝かせないよ?はぁあっ、はぁあっ、ピシッ!ピシッ!』

潤子の括れに沿わせた両手をワナワナと震える尻の両端に持ち替え、激しいグラインドストロークを繰り出し続ける勇矢。

『はぁうっ、はぁうっ、潤子さん、どんどん溢れて来るよ、はぁうっ、はぁうっ』

その20センチを優に誇る逞しくも凛々しい漲りに飽きることなく突き戻され、グチュグチュと湿った音色を寝室に浮遊させれば、見え隠れを繰り返す勇矢の漲りは生々しい色艶を放ってみせ、その蜜壺の内部に連なる肉襞の山脈が収縮を見せ始めると、勇矢の屹立した漲りに絶妙な刺激をもたらし、やがてその収縮が痙攣したように打ち震え出すと、潤子の尻肉から伝わる震えの正体は、膣痙攣によるものだと伝えるかのようだった。

『はぁうっ!はぁうっ!はぁうっ!潤子さん、逝くよ?はぁうっ!はぁうっ!』

『あんっつ!あんっつ!い、良いわ!思い切り出してっ!あんっつ!あんっ!』

欲情させた精を余すことなく放った勇矢、そしてその並外れた造形を模るシンボルに支配され、2度目のオーガズムを迎えていた潤子。

放心させた躰をWベッドの上に投げ出し、そのまま深い眠りの淵に墜ちていた2人。

そして空が白じみ始めた翌朝の04:50、潤子の傍らで、健やかな寝顔を見せる勇矢を横目に、目覚めを覚えていた潤子はそっとベッドの脇に放り脱いだスモックコートを真っ裸の上に着直すと、乱れたままの髪を手櫛で整え『お仕事なのに無理させちゃったね?私には最高な一夜でした』と、再び4連休となった勇矢の事情も知らされぬまま、リビングの上に走り書きのメモを書き残し、電子錠のドアをそっと開け、その胸元を隠すように両腕に抱え、周囲に気付かれぬよう裏庭伝いに屋敷へと帰って行った。
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