この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
100万本の赤い薔薇
第7章 もう一つの嵐
茉莉子は着ていたもの全てをゴミ箱に入れると、
結依と拓人には、ちょっと体調が悪いと言って、先に寝室に入って横になった。


長谷川が帰宅すると、心配して体温計を持って額に触れる。

身体がビクッとしてしまう。


長谷川はどこまでも優しく、
「1人の方がゆっくり出来るかな?」と言って、
ソファで寝たようだった。


朝、長谷川がそっと茉莉子の様子を見ると、
手首についた痣のようなものに気づいたが、茉莉子が何かを言うまでそっとしておこうかと思った。


翌日も茉莉子は動けずにいたが、
夜になって、長谷川に話があると言って、2人、階下に降りた。


茉莉子はなかなか、話を切り出せずにいたので、
長谷川は黙ってベッドで茉莉子を抱き締めていた。


茉莉子は、震えながらようやく長谷川の顔を見ると、
「ごめんなさい。ごめんなさい」と言って涙を流した。


「どうしたんだ?」と静かに訊くと、
茉莉子は泣きじゃくりながら話を始めた。



昨日、健太に会ったこと。
朝、そのことを長谷川に伝えられなかったこと。
健太は、大阪に帰ると言って、お礼をしたいと言われたこと。
健太のお母様が送ってきたお惣菜を一緒に食べたこと。

そして…

突然、健太が茉莉子を押し倒して、
乱暴なことをしたこと。

茉莉子は、抵抗したけど、気を失ってしまって、
気づいたら健太は居なくなってたこと。



長谷川は、茉莉子に見えないように歯を食いしばっていたが、
優しく茉莉子の背中や頭を撫で続けた。


「病院に行くか?
アフターピル…っていうのがあると思う」


「帰宅してシャワーをした時、確認してみたの。
多分、中には…。
痛みは少しありましたが…」と言うので、
長谷川は、
「何をされた?
どこを触られた?
覚えてるだけで良いから言ってごらん。
俺がその痕、消してあげるから」
と言って、キスをした。


「首は?
胸は?
こっちは?」と言いながら、身体中にキスをしていく。


茉莉子は、
「怖くて、気絶してしてしまったので、
覚えてないの」と身体を震わせるので、

「大丈夫だよ。
もう、そんなことがないように、
いつも一緒に居るから。
そうだ。
明日、指輪を買いに行こう。
茉莉子が俺のものだって判るようにね」


そう言うと、更に長谷川は激しく、そして優しく茉莉子の身体をキスで満たした。
/245ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ