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23時から5時まで~パピちゃんとママだけの真夜中の冒険
第2章 パピちゃんとママしかいないバスの車内にて…
時は、夕方6時半頃であった。

パピちゃんとママは、東門町にあるせとうちバスの営業所の近くのバス停に到着した。

パピちゃんとママが到着した時、バス停にバスが1台停まっていたのですぐに乗り込んだ。

バスの行き先は、最終の上朝倉行きであった。

パピちゃんとママを乗せた最終のバスは、夕方6時33分に出発した。

バスは、市の中心部を通って今治駅から南宝来通りを経て大坪通りへ抜けた。

大坪通りから蒼社川にかかる榎橋を越えて立花地区に入った。

その間に、東の空は濃い紫から真っ黒に染まった。

西の空は夕焼け色から紫に、間の空は濃い紫に染まろうとしていた。

通りの建物と看板に灯りが灯りだした。

電柱に設置されているLEDの街灯が、ところどころで灯りだした。

バスの車内には、他に乗客はいなかった。

ママは、ランジェリーバッグをひざの上に載せて座っている。

パピちゃんは、ママの左の腕にしがみついた状態でスヤスヤと眠っている。

パピちゃんとママは、なんで最終の上朝倉行きのバスに乗ったのか?

今から5時間ほど前に、ママのスマホにダンナ(パピちゃんのパパ)からライン通信が来た。

ダンナは、しあさっての朝に帰る予定だった。

しかし、会社から『あと2~3ヶ月の間、現地に滞在せよ…』と命ぜられたので帰宅できなくなった…と伝えられた。

それを聞いたママは、ものすごくさびしげな表情を浮かべた。

ママは…

なんでダンナとお見合いして、結婚したのかな…

ダンナは、1年のうち300日以上家にいない…

ママ…

さみしい…

さびしさをつのらせたママは、1年3ヶ月前…つまりパピちゃんが生まれてくる前のことを想い出した。

ママが真夜中の冒険をするようになったのは、ダンナと結婚した翌日であった。

この時、ダンナは急な出張で中国東北部へ行くことになったので、ママはお留守をすることになった。

その日の夜、ママは真夜中の冒険を始めた。

それ以降も、ダンナは長期出張のお仕事が続いたので、ママはさびしさをつのらせた。
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