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犯されてイキたい願望妄想
第9章 【隣人のエッチなお姉さん】





「なかった事になんて…しませんよね」




こうして抱き締めていないとフワッと何処かへ行ってしまいそうで思わず口から出た。
改めて、華奢な身体なんだなと気付いてしまう。
なかった事にしよう…そう言われたら僕は何て答えればいいのだろう。




「樹くんは幾つだっけ?」




「え…?二十歳です」




「そっか……私は二十八だから結構離れてるね」




「歳とか関係ないです、話そらさないで…」




「なかった事にするのは私じゃなくてキミの方だよ」




「え…?」




「一度きりにしたいなら私も合わせるし…好きにしたらいいよ」




「僕はっ…そんな事しません」




腕の中で振り向いたあなたは優しく微笑んで頬に触れてくる。
Hしたからじゃない。
本能的に僕はあなたに恋をした。
身体を重ねてみてもっと好きになったんだ。
だから、なかった事になんかしないでほしい。




「じゃ、二人だけの秘密だね」




「秘密……」




「そう、傍から見れば私たちはただの隣人……でもこうして逢瀬を繰り返して本当は深い関係にあるの」




声のトーンすら心地良い。
もっと近くでずっと聴いていたい。




「良いですね、それ」




繋がりが持てるなら何でも良かった。
翌日会っても余所余所しい態度や冷たい感じがしたら嫌だなと思ったから。
あくまで誰にも気付かれないようにお互いを行き来するものだと思っていた。




その日は連絡先を交換して終わった。




甘い時間は早く過ぎ去り、とてつもなく待ち続ける日々が最初に与えられた試練だった。




本当に仕事、何やってる人?
何でそんなに家に居ないの?
メッセージ送っても未読のまま。
また今夜も隣は明かりがつかない。
電話しても繋がらなかった。




え、やっぱりなかった事にされてる?
もしかして捨てられた?
良くなかったかな、僕のHは。
不安ばかり募る一方、溜まりに溜まった性欲は自慰行為で吐き出すしかない現実にも嫌気が差す。




まだこんなに僕の身体に残っているのに。




足音がしたら玄関まで行ってドア穴から確認しちゃったりとストーカーになりつつある自分に歯止めが効かない。













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