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水曜日の恋人
第2章 初めての…
ホテルを出ると、酒井さんは老舗の鰻屋に連れて行ってくれた。

焼き上がるまでに時間がかかるので、
その間に賃貸契約書の確認をした。

賃料は、5万円ほど安くなっていた。
それが、愛人手当みたいなもんなんだろうと思ったが、
自分にとってベストな物件に住めるのは有り難かった。


物件自体は空き部屋なので、すぐにでも引越し可能と言われたので、

「じゃあ、明日、ホテルをチェックアウトして入居します」と言ったら、
そのまま鍵を渡してくれた。

引越しといっても、スーツケース一つだし、
必要なものは少しずつ買えば良いと思った。



それと、
デートするのは水曜日ということになった。

不動産屋としての定休日だからだ。

とはいえ、接待でゴルフがあるとか、
仕事の場合もあるし、
私も仕事のシフトで休めない場合もあるから、
毎週ということではないと言うことだった。

それに、毎週では、
身体がもたないよと、酒井さんは不敵な顔で笑った。


顔を近づけて、

「SMは、体力と気力を使い果たすからね。
お互いにだよ。
だから、毎週はキツイな」と言った。



上品な鰻重が出させると、
ニコニコしながら二人で頬張った。



会える水曜日については、その週の月曜あたりに携帯で連絡を酒井さんから入れることになった。



楽しむ為に、
オナニーは禁止だよと言われたが、
元々、そういうことも殆どしなくなってたから、
どうってことないです!と言ったけど、
それについても、ニヤリと笑って、
「我慢出来るかな?」と言われた。


ホテルまで送って貰って、車を降りる時に、

「あっ、そうだ!」
と言って、酒井さんは白い封筒をくれた。


「引越し祝いね。
家電かなんかの足しにでも」
と言ってたので、
部屋に入ってから見たら、10万入ってた。


私は、日付を書いて、貴重品を入れてるポーチに突っ込んだ。
何となく、このお金を何かに使いたくなかったから。

万が一、奥様から不貞行為に対して慰謝料とかって言われた時に、
会った日付もそれで判るし、
なんならストックして慰謝料の足しに出来るかもと思ったからだ。

大体、どこの世界に、
旦那の浮気のことを見聞きしたい妻がいるのよとも思った。

酒井さんとのセックスは、
気持ち良いし、これからも実は楽しみになってはきたけど、
心配もあると思ってた。

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