この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
先輩!彼氏にしてください!
第3章 スーパー新会員




ガンっ…!!!と音を立てて生徒会の扉を開ける。


中にいた子達は、ビクリと体を震わせて「うわぁっ…!」と驚いていた。



「…………遅れてごめん」


「い、いや……それはいいんですけど……会長、何かありました?」


「………別になんも」



図書館で出来事以降、私はすこぶる機嫌が悪い。


本当にあんな記憶は消してしまいたい。



「だったらそんな強くドア開けないでくださいよ。壊れます」


「それは……ごめん」



メガネを外して、メガネ拭きでレンズを拭きながら、後輩の平井くんははぁ……とため息をつく。



見た通りのドがつくほどの真面目くんで、成績優秀、らしい。




「会長だってイライラすることありますよねー」




ニコリと笑った同じく後輩の葵(あおい)ちゃんは、いつもの如く天使の笑みを振りまいている。


彼女は小柄で可愛らしいのだが……まぁこう見えて、結構変わり者だ。



「そういえば、明日から新しい子入ってくることになったらしいよ」



はわぁ…と欠伸をしながらそんなこと言うのは、同じ学年で副会長の男の子、星野(ほしの)くんだ。


あまり生徒会らしくなく、お気楽なタイプだ。バスケ部の部長でもあり、結構モテる、らしい。



「え! 引き抜いたんですか!」



葵ちゃんが嬉々として声を上げると、星野くんがイヤイヤと手を振った。



「向こうから来たんだよ」



「なんで会長の私が知らないところでそんなことになってるの…」



「別にいいじゃないですか。常に人手不足なのがこの生徒会なんですから、」



平井くんにドライにかわされて、私ははぁ…とため息を吐いた。


/195ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ