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先輩!彼氏にしてください!
第6章 看病いたします
結局そのあと谷川くんは言った通り病院を調べて、付き添ってくれた。
案の定風邪と診断されて、処方された薬を受け取りようやく家に帰ったら、それだけでクタクタになってベッドに倒れ込んだ。
谷川くんもそこまでは頼りになったし、良かったんだけど………。
事件は再び私がウトウトしてた頃に起きた。
お腹に心地よい温かさが広がる。
気持ちいいけど…くすぐったいような……
ぼんやりしながら、目を開くと、目をギラギラさせた谷川くんが近くにいて、思わず「え」と声を上げた。
「ちょ…っ…何してんのっ……」
「………体を拭いてるんです」
息を荒げた谷川くんは、そう言いながら、私の上着をぺろりとめくって温めた濡れタオルをお腹に乗せた。
「いや…なんで勝手にっ……んぁっ…」
変な手つきで触るせいで、自分とは思えない声が出る。
熱があってうまく体も動かないし、本当に最悪だ。
「………拭くだけ、ですから…っ」
絶対そんなわけない。
拭くだけなのにそんな発情した顔をして、息を荒げているなんておかしい。
「…………結構…汗、かきましたよね?」
「………っ…じぶんで…できるからっ…」
私の背中に手を回した谷川くんは、そのまま器用にブラのホックを外す。
対抗しようにも、知らぬ間に両手を組み伏せられて、身動きが取れない。
タオルをお腹に置いたまま、もう一方の手で私のシャツとブラを胸の上までめくった谷川くんは、露わになった私の胸を凝視したあと、ゴクリと唾を飲み、タオルでゆっくりとそこを拭いていった。